南房総ドライブ

車のお守りを兼ねて、1泊旅行に行くことにした。行く先は南房総。毎年1回以上は行っているから10数回目になる。もう殆ど行き尽くした感がある。先ずは宿探しから始まった。我が家はリピートせずに新規の宿を探す傾向が強い。当たり外れに拘るよりも好奇心が旺盛なのかもしれない。かつ露天風呂付き部屋を好む。気兼ねなく、いつでも好きなときに浸かることが出来るし、開放感もありリラックス出来るからだ。しかも、天然温泉の露天風呂に拘っている。湯上がりの肌のツヤツヤ感が全く違う。今時そんな条件を満たす宿は極めて少ない。ところが、探してみるものだ。あったのだ。安房天津のとある宿。海岸の縁に建ち、部屋からは太平洋が一望出来る。露天風呂から大きな海原を眺めているだけで、来て良かったと思った。更に、夜になると空には一面の輝く星。外は今年一番の冷え込みで寒かったが、久しぶりの豪華な星空を見て嬉しくなった。宿に行く途中に濃溝の滝に立ち寄った。去年SNSで爆発的に人気観光地になったあの滝だ。数年前に通ったときには駐車場も売店も無かったが、整備されて今は観光客が団体で押しかけて来る。確かに幻想的な風景だ。ジブリの世界という定評も頷ける。帰路の木道も風情があった。蛍が生息しているというから水も綺麗なのだろう。今日は草木にツララが下がっていて趣があったが、蛍の季節は更に幻想度がアップするに違いない。どうやら、宿も観光も行き尽くすことはなさそうだ。