大統領:その前その後

トランプが米大統領に就任し、今日はその話題で持ちきりだ。就任演説で、度々アメリカ・ファーストと言う。ファーストって聞いたことがある。小池のパクリか、小池がパクッたのか。トランプが指摘するように米国の格差は広がっている。為政者の責任であることは間違いない。でも、トランプは政治家ではなかったが富裕層だ。格差を是正するとは言っているが、所詮上から目線だと思う。もし、トランプが貧民であれば米国民の大方はトランプを支持したに違いない。今回の大統領選で最も腑に落ちない点は、富裕層であるトランプ自身が、格差是正を訴えたことだと思う。さて、一方去る者はどうなるのだろうか。オバマはただの人に戻り定年退職者として過ごすことになる。年金は大統領職の半額の約2千万円超。勿論その他に護衛が付き、旅費、事務所経費、通信代や医療保険料などの手当も支給されるから、実質5千万円程度だろう。でも大半の歴代大統領は講演や著述物で相当額の収入を得ていて、年金などは当てにしていないのが現状のようだ。元々米国大統領はオバマ以外は富裕層が就任するのが習わしなのだから。現役大統領の年間報酬額は40万ドル。トランプ新大統領は大統領選でこの報酬は受け取らないと言っていた。大富豪から見れば端金だ。でもこっそりと受け取ると思う。受け取ってこそトランプだと思う。そういう裏表を世界中の誰しもが注目しているはずだ。