トップアスリートたち

世界ランク6位の松山選手がPGAツアーのSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズで健闘したが、惜しくも優勝を逃した。とは言っても、昨秋から6戦で優勝4回、2位2回という好成績で絶好調。最終日の後半のパットが決まれば、優勝は見えていた。スイングの安定感が増し、存在感も風格も増している。現在、今年の賞金ランクは1位。今年はこのまま突っ走ってほしいと思う。テニスでは世界ランク5位の錦織選手が、ブリスベン国際の決勝でディミトロフに敗れ準優勝に終わった。準決勝ではランク4位のバブリンカにストレート勝ちするほど充実していた。ディミトロフとの差は、第3セット第8ゲームをブレークされただけ。メディカルタイムアウトを取っていたから、その所為かもしれない。ブリスベン国際6年連続7度目の出場で、初のファイナルを決めた錦織は確実にトップ3に近づいている。続く全豪で念願の優勝を果たして欲しいと願う。だが、松山選手と錦織選手の陰に隠れてはいるが、日本にはもっと凄いアスリートがいる。スキージャンプの高梨選手だ。今季すでに5勝目、通算49勝目を挙げ、2年連続の総合女王を狙っている。男子のシュリーレンツァウアー選手が持つ歴代最多の通算53勝にあと4と迫っている。男女を通して歴代最多の優勝を勝ち取ることは確実だ。今日は成人式。高梨選手は20歳。大人の仲間入りをした高梨選手は、一体どこまで成長するのだろうか。世界トップレベルのアスリートたちの活躍が、我々を勇気付けている。