たった一つの忘年会

今日はテニスクラブの忘年会。自分にとって今年の最初で最後の忘年会になる。思い起こすと、会社勤めの頃は忘年会が多かった。自己最高記録は30回以上。その頃の忘年会は11月下旬から始まった。12月には、一日に3つの忘年会が重なったこともある。正確に言うと、会社勤めだからではなく、高度成長期の時代だったからと言うべきなのかもしれない。あの時代は、どの会社でも縦と横の繋がりを大切にしていた。所属グループの小旅行や会社全体の運動会などが定期的に行われ、団結力が問われ、そして示したものだ。良き時代だったし、今でもその繋がりは続いている。そして時代は変わった。まず忘年会に参加する意義が問われる。このグループに沢山参加したかしら。自分の影響力はあったかしら。参加しても不自然では無いかしら。自問して参加不参加を決めることになる。これ程の関門があるのだから、参加者が少なくなるのは当然だ。でもカミサンと自分は、今ではテニスクラブの最古参。大手を振って参加してもおかしくはないが、少しためらう。でも参加することにした。勿論、参加をためらう人も誘ってみた。結果はグッド。多くの人が集まり、盛り上がったひと時を楽しんだ。自分自身が酒に酔い、ひと時を楽しんだだけではなく、尻込みをしていた人自身も楽しんでいる様子を見て嬉しくなった。また来年も楽しく過ごせそうな予感がする。