断捨離事始め

断捨離を始めた。対象は本。読みたいと思える本に出会えるのは一期一会だと思っている。だから、これぞと思った本はまず購入し手元に置くことにしている。でも購入して今すぐ読もうという訳ではない。身体が動かなくなってから、じっくり味わおうと思っていた。ところが、最近本を読むのが辛くなってきた。活字は小さいし、焦点も合い難い。首を振りながら焦点を合わせ活字を拾うので、少し疲れる。だから今まで我が家宝と思っていた多くの本を処分することにした。依頼したのはネットオフという会社。段ボール箱を無償で供給してくれる。少し前は、ブックオフが同様なサービスをしていたが、今では段ボール箱1個につき200円も取る。我が身は年金生活だから、当然ネットオフにした次第。これまでに引っ越しの度に、カミサンが本を処分しろと言うので、かなり処分してきた。もう少ない筈と思っていたが、案に相違して多い。自分は段ボール箱6箱と踏んだ。だが、収まりきれない。その倍は必要だということが分かった。本と別れることは寂しい。出来れば傍に置いておきたい。選んだ本は自分そのものであり、記憶の一部でもあるような気がする。最近の若者たちは、余り本を読まないという。本を読むという事は、読み続けるという努力が必要だという事だ。その努力が自分自身を成長させることになる。だから、本を断捨離した老人は、若者に本を読めということになる。読め。