八面楚歌の次に

朴大統領の職務執行権限停止が決まった。その瞬間に強大な大統領の権限が霧のように消えてしまった。弾劾訴追の理由は、崔被告の国政介入及び贈収賄とセウォル号事件時の不適切な措置。賛成票234、反対票56だから、韓国国民が国会議員を圧倒したと言えるし、議員たちは何の術もなく国民の声に押し倒されたとも言える。一言で言えば、国会議員たちは全く無力だったということだ。勿論自分は、朴の大統領としての実績を評価はしていない。就任早々慰安婦問題に明け暮れた。更に、中国と米国を二股にかけ、中国軍の検閲式に出席し、米国にはミサイル配備を了承した。その結果、日本からの観光客が激減し、中国からの観光客も激減したばかりか、中国は国内の韓国関係の行事を全て禁止してしまった。勿論米国は韓国を中国側と見做すくらい激怒している。経済も軍事も潰滅状態。間違いなく朴は韓国を壊してしまった。最早朴大統領は四面楚歌、と言うよりは八面楚歌と言える。今弾劾を唱えていた国民は、歓喜している。でも、その様子を見ていて、その歓喜の次はどうなるのだろうかと心配になる。「何しろこれはダメ」と言う前に「ダメだから次はこうあるべき」とは考えないのだろうか。・・・偉そうに言っても、日本も同じ。嘗ては自民党が酷かった。余りに酷過ぎる自民だから、どうなるか分からない民主に託した。結果は見ての通りだ。たとえ拙速でも、反体制に替えれば良いというものでもない。それが今の日本国民のコンセンサスだ。蓮舫は何処を見ているのだろうか。時代の流れも己の未熟さも認識していない。朴と蓮舫は同じ。答えはアホと言うしかないのは極めて寂しい限りなのだが。