散歩の景色

自宅の周りを散歩していると、最近景色が変わってきたと感じることがよくある。古い家が取り壊され直ぐにピカピカの新築住宅に生まれ変わる。街並みがすごく綺麗になったと思う。もう一つは空地。ひと昔前は、いたるところに空地が点在していた。その空地が有料駐車場に生まれ変わっている。よく見かけるのは黄色のベースに黒文字でTimesと書いてある看板。まるで空地という空地が、Timesという怪獣に食べ尽くされてしまったようにも感じるほど、Timesに埋め尽くされている。更にその駐車場にはレンタカーも置いてある。レンタカーと言えば、トヨタレンタカーのように駅前の一等地近くに店を構えているイメージを持っていた。だが、Timesは繁華街ではない住宅地にもレンタカーを配置している。業態はレンタカーとは言わずにカーシェアリングと言うそうだ。見かける車種は殆んどビッツなどのコンパクトカーで車種は選べそうもない。担当員もいない。自分は利用したことは無いから、勿論利用方法も知らない。見る度に、こんなレンタカー方式が商売になるのかと思っていた。ところが、この商売は上手くいっているようだ。タイムズ24という会社が経営をしている。土地オーナーから土地を賃借し、用地提供を受けて、駐車場を整備するので、土地オーナーもタイムズ24もウイン-ウインの関係にある。レンタカーは駐車場の遊休場所に置くので余計なコストがかからない。利用時間は15分のチョイ乗りもOKだ。駐車場はセブンイレブンと同じ位の数があるので、コンビニ感覚でレンタカーを利用出来るという。上手いビジネスモデルを見つけたものだと感心した。散歩の景色を見る目が更に変わってきた。