記念日のディナー

結婚記念日が近づき、近所のこぢんまりとしたイタリア料理店に行くことにした。何度かランチに行ったことがある。味は良い。高くもない。肉の炭火焼が自慢とのことでディナーにトライすることにした。記念日は昨日の28日。予約の電話を入れると、生憎昨日は満席。それで一日ずれて今日のディナーになった。メニューはイタリア語と日本語が併記されてはいるが、料理の内容が分からない。無難な「冬のディナーコース」をオーダーした。始めに出て来たのが「パルマ産プロシュートとカプレーゼのサラダ」。勿論プロシュートもカプレーゼも意味不明。すごく美味しい生ハムだった。後で調べたらプロシュートとは、イタリアの熱を加えず燻製もしていない生ハムのこと。カプレーゼとは、モッツァレラチーズの白、トマトの赤、バジリコの緑の配色からなる象徴的なイタリアンサラダのこと。「ポルチーニ茸のトマトクリームソースのタリアテッレ」も美味しかった。これが香りで有名なあのポルチーニ茸かと嬉しくなった。タリアテッレは予め調べておいた。きしめん状のパスタだ。ソースが良く絡んで美味しかった。「スペイン産栗豚ロース肉の炭火焼きと温野菜」の肉は、厚みはあるが中まで程よく火が通り、香ばしくもあり軟らかくもあった。「広島産牡蠣とルーコラのリゾット」には、食べる前に美味しいのだろうかと疑問を持っていた。ところが食べてびっくり。牡蠣もイタリア料理になるとこのように変身するのだなと感心した。この他にフォカッチャ、ジェラート、コーヒーも付いている。勿論別料金でスパークリン、白、赤のワインも堪能した。プチイタリアを味わえた記念日ディナーであった。