第二の福島原発事故

原発再稼働に反対する数少ない知事がまた減ろうとしている。四選を目指し出馬を表明していた泉田新潟県知事が出馬を撤回した。東日本大震災以来、東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めない泉田知事の主張は真面ではあるが、原発推進派にとっては目の上のタンコブだ。地元の有力紙新潟日報が泉田知事のネガティブキャンペーンを展開し、泉田知事の心も折れてしまったようだ。新潟経済界が新潟国際海運株式会社を設立し、新潟~極東ロシアを結ぶ日本海横断航路をスタートさせた。新潟県は3億円を出資したが、事業は軌道に乗っていない。真相は分からないが、新潟日報は泉田県政の責任を執拗に報道した。だが新潟日報の裏には東電がいるという噂がある。如何にもありそうな噂だ。かつて原発に反対した佐藤元福島県知事がでっちあげ汚職事件で政治生命を絶たれたことを思い出す。このところ原発推進派が勢力を盛り返している。原子力規制委員会は既に原発推進派の手中に落ちてしまった。最早歯止めも無くなってしまった。我々は、第二の福島原発事故を防ぐことは出来ないのだろうか。