都知事選の結果は0勝3敗

都知事選は小池の勝利に終わった。選挙戦の終盤で消去法により小池の勝利は確実と言われていた。そうだろうか。辞書によると「消去法」とは「多様な選択肢が考えられる場合に、偽りのもの、不利なものから順次消してゆき、最後に残ったものを正しいとする方法・考え方」とある。でも今回の都知事選は「正しい者が残った」のではないと思う。「ダメな者から消去し、最も害が少ないと思われる者を仕方なく選んだ結果」と言えそうだ。だから正確に言うと消去法ではなかったと言える。増田は行政手腕をアピールし組織的な自公の支援も受けながらも票は伸びなかった。知名度不足を言い訳にしているが、そうだろうか。自民都議連ドンのダーティなイメージと増田自身の自己矛盾する主張に、都民は危うさを感じたはずだ。信用の置けない人物と思ったに違いない。鳥越は自身の力不足だと言っている。まさに力不足の結果だから鳥越の反省は正しい。後悔先に立たずとは言うが、身の程知らずだったと言うべきだろう。週刊誌の女性問題を言い訳にしているが、潔白は選挙戦内で主張すべきだった。ジャーナリストと自認しながら、説明責任も果たさず文春を訴えたことが、自身が真のジャーナリストではないことを曝け出してしまった。恥の上塗りとも言える。更に決定的な事を言うと、都知事としての主張すら無かった。第一声がガンの撲滅だと聞いた時は我が耳を疑った。間違いなくこの人は認知症に違いないと確信した。いま野党4党は如何に反省しているのだろうか。もっとも反省も出来ない位4党も認知症症状にあるに違いないとは推測出来るのだが。結局都知事選の結果は0勝3敗と言えそうだ。望むらくは、小池新都知事が今後「都政の見える化」を推進してくれれば儲けものだと思う。