任天堂の義務

今日の10時に日本でもポケモンGOがリリースされた。App Storeではあっという間に無料アプリ総合ランキングの1位に輝いたという。店や観光地の集客に役立つ一方で、不法侵入や歩きスマホの危険性を増長させるなど、良くも悪くも注目を浴びている。マクドナルドは、このアプリを使って集客を狙っている。一時的に人は集まるかもしれないが、マックの商売にとっては正道ではない。あだ花に終わるかもしれない。政府の内閣サイバーセキュリティセンターは、極めて異例に「ポケモントレーナーのみんなへおねがい」と注意を呼びかけている。案の定、熊本城の危険区域や靖国神社への立ち入りがあり、任天堂に立ち入らぬよう措置することを申し込んだらしい。警察官も歩きスマホを止めるよう街中で指導中とのこと。中国やロシアでは、まだリリースされていないが、国家機密の漏えいを恐れている。GPSデータの集積で立ち入り禁止区域が明確になり、軍事機密基地が分かってしまうからだ。このアプリは米国の情報機関が作ったのではという勘ぐりもあるようだ。世界中が大騒ぎだ。任天堂の株価も鰻上り。だが、任天堂は儲けるだけではいけない。任天堂が騒がせている。そのマイナス面を無くすのも任天堂の仕事の一部のはず。任天堂にはスマホ遊びのルールを作り徹底させるべき義務があるはずだ。