生前退位と摂政

天皇陛下が生前退位の意向を示されているとの緊急臨時ニュースが流れた。宮内庁は、報道はあったがそのような事実はないと否定している。どうやら発信元は皇室関係者からのリークらしい。陛下は以前から生前退位の意向を示されていて、家族にはその旨を伝えているようだ。家族も陛下の高齢を配慮し同意している様子。宮内庁は陛下の公務軽減を検討しているが、陛下は天皇でいる限りは公務はすべてやりたいとの意向のようだ。テレビ報道を見ていても、今の陛下にとって公務は激務だ。各地の被災地を頻繁に訪れたり、行事も多い。ご高齢なのに何故皇太子が代行しないのかと思っていた。陛下も人間だ。リタイヤの選択もあるべきだ。ところが、皇室典範には天皇の退位についての規定はない。生前退位は200年前以降は行われていないと否定的な意見もある。しかし天皇家は6世紀頃から1300年以上続いているので、長い目で見れば生前退位は何も特別な事ではない。法律を改正すれば済む事だ。但し、数年程度の時間が必要になるかもしれない。それならば、当面は皇太子を摂政にすれば良い。まず先になすべき事は、陛下の負担を軽減する事にあるはずだ。