タケノコ、竹の子、筍

我が家の旅行計画は極めて即断即決だ。天気の悪い日に旅行などしても面白くない。旅行は天気の良い日に限ると思っている。だから殆んどの場合は、週間天気予報を確かめてから旅行先を決める。だが今回は例外中の例外。今日の旅行は天候不明の3か月前の1月末に決めた。行き先は、部屋付き露天温泉があって、旬の筍を堪能出来る隠れ宿。この宿は人気があるので間近には予約不能。部屋付き露天温泉と旬の筍の魅力で、敢えて冒険した次第。ところが、幸か不幸か、いや、まことに幸いにして天気は抜群。晴れて温度も湿度も極めて心地よく言う事なし。今日は絶好のドライブ日和だ。いつものように東京ドイツ村に立ち寄りパターゴルフを楽しんだ。東京ドイツ村のパターゴルフ場は極めて手入れが良い。千葉県内有数のパターゴルフ場だと思う。ちなみに1番は印旛沼の谷養魚場のコースと思うので、2番目ではあるが。途中で粟又の滝に立ち寄った。相当前から一度は行ってみたいと思っていた所だ。急な坂道を徒歩で下って、帰りは登るので、年寄りにとって良い観光地とは言い難い。だが、実際に粟又の滝を間近に見ると、来て良かったと思った。奇景でありかつ存在感がある。宿に着きビールを煽ってから露天風呂に浸かりその後昼寝。露天の周りの竹林には竹の子が育っていた。その後の夕食は大多喜の筍三昧。美味かった。宿の主によると大多喜の筍はエグ味が無いとのこと。確かに実際生まれて始めてエグ味にない筍を経験した。一言でタケノコと言っても、竹の子有り、筍有りで味も表現も様々だ。でも筍が美味しいことを心底実感した。大多喜の筍が、福島原発事故による放射能汚染から立ち直り、元気な状態で市場に出回るようになった。良かったと思う。