清々しい引退会見

リオ五輪出場が叶わず競泳の北島選手が引退した。清々しい引退会見だった。五輪には4大会連続で出場し4つの金メダルを獲得し立派な成績を残した。前回のロンドン大会で引退するのかと思っていたら、33歳にもなったのに身体を鍛え直しリオにトライ。残念ながら紙一重でリオには届かなかった。北島選手というと「超気持ちいい」とか「何も言えねぇ」などの名言を思い出す。自分は北島選手を舌足らずの話方をする人かと思っていた。ところが、引退会見では礼儀正しくきっちと話すのに驚いた。引退で平井コーチとの二人三脚も終わる。平井コーチは「立派な人間になった。すさまじい精神力を持った選手だった」と褒め称えた。北島選手にとって、水泳競技を通し大きな人間に成長したことこそ最大の収穫だったに違いない。平井コーチは「第2の人生でも金メダルをいくつも取れるよう頑張って」とエールを送った。北島選手には燃え尽き症候群に陥る気配はない。第2の人生でも金メダルを目指してほしいものだと思う。