民進党は昔の社会党

名前を変えても、性質や性格は変わらない。それが民進党、元民主党のようだ。衆院TPP特別委員会で、黒塗りの交渉経過の資料と西川委員長のTPP交渉暴露本の政府対応に業を煮やし民進党が退席した。質問に立った緒方議員は颯爽と他の議員を引き連れ席を立ったが、こんなことで良いのだろうか。議員として、憤懣やるかたないとのポーズを取ることは分からなくもないが、余りにも幼稚だ。この委員会で議論すべき事はTPPの締結結果の吟味のはず。TPPが日本にとってメリット・デメリットなのかを究明することが第一だ。ところが、民進党は結果よりも交渉の経過を重視した。だがTPPは既に交渉者レベルで妥結している。今は各国がそれを受け入れるかを国レベルで議論している段階なのだから、民進党の拘りは世界からみれば一周遅れの状況にある。国民は議論を通しTPPの本質を知りたいと思っている。だが、民進は議論から逃げる。これが民主党の本質であったし、残念ながら民進党もしっかり引き継いでいる。この民進党とは一体誰のための党なのだろうか。少なくとも国民のための党ではない。よーおく考えると見えてきた。民進党とは、隠れ自民党なのだと。そう考えると、全ての辻褄が合う。TPPに限らず消費税再増税、原発再稼働、米軍普天間飛行場の移設などは、いずれも民主党政権が進めたことだ。自民の裏は民主で、民主の裏は自民。今は名前が変わっただけで、民進の裏は自民と変わりがない。民進党は元民主党であり、更にその前の概念から言えば民進党は昔の社会党だと言えば腑に落ちる。結論として、政権交代などと民進党がほざくのは烏滸がましい限りだと思う。