NHK番組の顔

今週からNHKの番組の顔が大幅に変わるようだ。クローズアップ現代の国谷裕子さんが降板し7人の女性アナウンサーに替わる。「出家詐欺」やらせ問題はNHKの体制の問題なのに、国谷さんと共に葬り去せようとしているようだ。国谷さんはたぐい稀なジャーナリスト。女性アナウンサーが番組の質を維持することは不可能に近い。番組名に「プラス」を付けたが「マイナス」の方がぴったりする。BS1の国際報道2016では田中淳子さんがキャスターを務める。ワシントン支局長などを歴任した実力者だが、俳優・田中邦衛の子供でもある。口を曲げて「俺はヨー」という顔がダブって見えてしまいそうな気がするのが、少し気掛かりだ。お天気お姉さんの寺川さんも替わる。NHK天気予報士の伝統である不倫が現実になる前に替えてしまおうとするNHKの魂胆が垣間見える。NHKのスポーツ解説者の選考基準はどうなっているのだろうかと毎年思う。サッカーの木村和司は「上手いですねー」と言うだけでサッカーの解説を上手く出来ない。選手時代はフリーキックの名手としてならしたが、日産監督時代はチームをどう変えたいのかを指導出来ずクビになった。解説者としても、解説出来ないことが致命的だ。木村と同じような解説者がいる。テニスの坂井利彰だ。親の坂井利郎は上手いが、息子の利彰は下手。利彰は全日本学生テニス選手権シングルスで優勝しているからテニスの実力は親譲りだ。ところが勉強不足で、アナウンサーが的確な表現で状況を説明すると「そーなんですよネ~」と相槌を打つだけ。言葉尻が全て「ですよネ~」となり、常に相手の同意を求めたがり自分の確たる意見が無い。相当甘やかされて育てられたに違いない。慶応テニス部の監督とのことだが、まだ親離れしていない子供のようだ。解説内容も、それまでの試合経過をなぞって説明するだけで解説にはなっていない。マイアミ・オープンでは錦織が大活躍していて、手に汗を握るのだが、解説者の言葉が耳障りで興を削いでいる。名選手必ずしも名解説者になるとは限らない。この二人を解説者から外してほしいと思うのだが、何故かNHKは使い続けている。余程深くて暗い闇があるに違いない。