ライドシェア

先日テレビニュースで京丹後市のある小さな駅が取り上げられていた。駅前にはタクシーが1台しかなく、バスも1日に何本しかない。そこは過疎化老齢化が進んでいて、車を運転できる老人も少なく、老人たちが交通の便の悪さに困っているので自家用車を活用出来ないかと訴えている、というような内容だった。直ぐにでも何とかならないものかと思った。一方、都会では全国のタクシー運転手が大規模な反対集会を開いた。政府が国家戦略特区の新たな規制緩和策として自家用車での観光客送迎サービス(ライドシェア)を打ち出したからだ。タクシー運転手たちは、その規制緩和が無許可営業の白タクを認めることにつながりかねないと反対しているようだ。自分は自ら進んでタクシーに乗ることはない。今までいやと言う程感じの悪い運ちゃんに会ったことがあるからだ。いつも駅前のタクシーの大行列を見て、この人達はこれで仕事をしている積りなのかと蔑んでいた。タクシーの世界は、行政も企業も運転手も間違っていると思う。現在ウーバーという自家用車がタクシーになる企業が、世界中に進出している。世界70ヶ国、370以上の都市に広がっているとか。今日のニュースによると、嬉しいことにこの4月から京丹後市丹後町でウーバーによる一般の車を使った有料送迎サービスであるライドシェアが始まるとのこと。ライドシェアが全国津々浦々に広がって欲しいと思う。一方都会で大行列をしている運転手には地方に活路を見出して欲しいものだと思うのだが。