野党再編の素

この夏に分党か解党かで揉めていた維新の党の代表選が明日行われるらしい。橋下、松井両氏が離党し、おおさか維新の会を立ち上げた結果、維新の党の議員数は26名に半減してしまった。だが未だに執行部が二つ存在しているようで、傍から見ても何が何だか分からないのが維新の党だ。グチャグチャの状況だから、代表選より一旦解党をして出直した方が良さそうに思う。でも代表選を選んだということは、政党給付金ありきということなのだろう。新しく代表が決まっても次の日からグチャグチャが始まるに違いない。懲りない維新の党だと思う。それはそれとして、社民党の党首選が行われ無投票で吉田が再選された。だが吉田のコメントが変だ。「野党再編があれば解党も選択肢の一つ。民主が保守系とリベラル系に分裂すれば、リベラル系結集のため各党の接着剤的役割を果たす」と言う。社民党には国会議員が5名しかいないし、仲介の出来る人材もいない。誇大妄想という病に蝕まれているとしか言いようがない。接着剤とは烏滸がましい。壁に張り付いたチューインガムと言うべきだと思う。何処に張り付いても、いずれは剥がされる運命にある。民主の分裂を当てにせず、自力で解党することが出来れば、一応政党としての存在感を示すことが出来るはずなのだが。落ちる所まで落ちてしまうと、自浄能力すらも失ってしまうようだ。民主も維新も社民も、野党を再編しても力が結集することはあり得ない。野党の面々は謙虚になり誇大妄想を取り除くことが先決だと思う。