面白い次期米国大統領選

民主の候補はクリントン前米国務長官が断トツだったが、バイデン副大統領が出馬の意向を示し混戦状態に突入しようとしている。幸か不幸か分からないが、共和が追及していたクリントンの私用メールについて、本人がやっとその事実を認めた。だが国家の機密とはいえ、私用メールの使用が米国大統領選にこれほど影響するのかが自分には理解出来ない。理解出来るのは「私用メールを使ったことは無い」と言っていたクリントンがその使用を認めたので「クリントンは嘘を言っていたのだ」というダメージだけが残ったことだ。バイデンの出馬表明は、息子を亡くしたとはいえ機に入り敏の行動に見える。一方共和も荒れている。平穏な流れでいけば弟ブッシュが頭抜けていたのだろうが、突如トランプという実業家が現れた。トランプの主張は、偏向はあるがズバリ本質を突くところもある。人物的には信用が置けないところもあるが、米国民の一服の清涼剤としては充分機能を果たしている。クリントン、バイデン、ブッシュ、トランプの4名の名を挙げたが、来年はこの4名の名前が大統領選から消し去られているのではないかと思う。お互いにつぶし合い、より良い候補を求めていく。そういう一面があるのが米国大統領選だと思う。だが、日本では、自民のシャンシャンにより波風なく次期首相が決まろうとしている。日本にもトランプの出現が必要だと思っているのは自分だけなのだろうか。