国連の事務総長

国連の事務総長がこんなことで良いのだろうかと思う。潘事務総長が、中国の抗日戦争勝利記念軍事パレードを参観し「中国が平和を守ろうとする願いが充分示されていた」と絶賛したという。世界的な問題の一つは、中国が一党独裁で周辺諸国を威圧していることだ。その威圧する兵器を参観しながら、何故国連総長が絶賛しているのだろうか。摩訶不思議としか言いようがない。国連事務総長の評判は極めて悪い。アナン前事務総長は賄賂塗れで悪名を馳せた。後を継いだ潘事務総長は、就任直後は歓待されたが、今ではアナンを超え国連で歴代最悪の事務総長としてレッテルが貼られている。自分の周りを韓国の身内で固め、他国の話は聞かない。シリア騒乱に対し米国の介入を牽制したことを例にとることなく、事務総長としての中立性を保っていない。と言うよりは、国連の戒律を破っている。米国の新聞は、潘を極めて無能と評価している。その理由は、事務総長として大きな失敗をした訳ではないが、解決すべき核問題や難民問題に対し、本来事務総長としてやるべき仕事をしていないからだ。反面参加すべきではない軍事パレードには積極的だ。2017年には韓国の大統領選がある。潘も候補者に挙げられている。潘の最近の反日思想的言動が、韓国国民向けパフォーマンスと見ると合点がいく。見方を変えれば、国連は2017年まで機能しないとも言えそうだ。