溌剌10代

今日は偶々10代の日本人スポーツ選手が脚光を浴びた競技が3つも重なった。決して特異日ではなく、これからも続きそうな気配だ。陸上のサニブラウン、バレーの古賀、高校野球の清宮。高校2年生のサニブラウン選手は北京の陸上世界選手権に出場し、ガトリンと肩を並べて走った。負けたものの、次回はあのボルトと対戦したいと言う。先月の陸上世界ユース選手権200mでは、ボルト選手がユース時代に出した記録を超えている。このまま育てば世界のトップアスリートになることは間違いない。今年高校を卒業した古賀選手はバレーボールW杯に出場し、木村沙織超えの大活躍だ。相手のブロックを見ながらアタックを自在に打ち分けるピカイチの技術を持っている。戦前の予想では、リオ五輪出場権の獲得は無理だと思っていたが、それを覆すかもしれない勢いだ。今後すくすく育てば日本バレーの柱になることは間違いなさそうだ。高校1年生の清宮選手はU18野球W杯の壮行試合にDH4番として出場した。第1打席で大学日本代表の豪腕田中投手からヒットを放った。試合経験のない150km台のボールを木製バットではじき返した。まさに怪物スラッガーで和製ベーブルースとの呼び声も高い。ひょっとすると数年後には日ハムの大谷投手と一緒にメジャーリーグで活躍しているかもしれない。今年は特に10代の図抜けたスポーツ選手の活躍が目立つ。これをきっかけに、あらゆる分野で10代が頭角を現すことを願いたいものだ。