チャレンジと英会話力

最近はスポーツの世界で矢鱈と「チャレンジ」が流行っている。ウィンブルドンのテニス選手が「チャレンジ」と審判判定に異議を唱える姿が当たり前になった。チャレンジとは、コート周囲の複数台のカメラの画像をコンピューター処理し、ボールの着地点を表示するシステム。数mmの違いでも選手は結果に納得する。自分は本当かしらとも思うのだが、選手も観客も納得するので極めて説得力のあるシステムだと思う。プロ野球でもチャレンジシステムが導入され、ビデオを見て審判が判定をしている。今日はバレーボールW杯の日本対ロシア戦がテレビ中継されていた。最後までどちらが勝つか分からない白熱した試合だった。バレーにも「チャレンジ」が導入されたようだ。時々監督が「チャレンジ」をする。ところが、チャレンジ判定に時間がかかり過ぎるのが欠点だ。折角手に汗を握る試合内容なのに、選手も観客も熱が冷めてしまう。チャレンジ結果は正しいのかもしれないが、試合の流れを断ち切ってしまう。更にバレーの場合は言葉の問題もある。ボールの着地点であればコンピューターに任せれば良いが、ネットタッチとかオーバータイムズなどはアナログなビデオ判定になる。でも監督が英語で判定すべき部分を的確に要求出来なければ、要求は満たされない。そんなシーンがあった。監督が英語に堪能していれば、試合の流れは変わっていたかもしれない。真鍋監督はデジタルデータを使いこなしている。でも日本代表の監督には、英会話力も求められている。真鍋監督には、英会話にもチャレンジしてほしいものだと思う。