初めての3Dマッピング鑑賞

3Dプロジェクションマッピングが華盛りだ。東京駅、姫路城、橿原神宮そして東京ディズニーランドのシンデレラ城など数え上げたら切りが無い。テレビのCMでもよく登場するので一度は実物を観てみたいものだと思っていた。まず、何故マッピングと言うのだろうと疑問に思った。調べてみると、単に画像を投影する単純映写ではなく、投影する対象に画像をぴったり重ねて貼り合せることで意味を持ってくる映写方法とのこと。何となくイメージが湧いてきた。そこで物は試しと、旅行を兼ねて蒲郡のラグーナテンボスの3Dマッピングを観に来た。「ラルース」という名の360度3Dマッピングと「アグア」という噴水と水面に投影したウォーターマッピングの2本立てだ。「ラルース」は四方が建物で囲まれた中庭があり、観客は中庭の中で建物に投影されたマッピングを楽しむ。閉まったままなのに窓が開いたり、壁からボールが出て360度動き回ったり、天馬のようなものが出てきて駆け回ったりしていた。難点はややテンポが速過ぎ映像も然程鮮明ではなかったことだが、そこそこ面白かった。3Dマッピングの初体験版としては成功の部類だと思う。一方「アグア」は、投影対象が水の所為もあり不鮮明で、物語の内容も理解出来なかった。けたたましい音響だけが耳に残る代物だった。もう一工夫が必要だ。いずれにしても3Dマッピングは、今後増々色々な場所で流行りそうな予感がした。