憧れのオープンカー

先日三男が我が家に泊りに来て、三男と孫と自分の3人で近所を散歩した時のことだ。車部品メーカーに勤めている三男がポツリと「父さんはS660に興味があるの?」と聞いてきた。書斎の机の上のホンダS660のカタログを見つけたらしい。「うん、でもダメ」「ン?」「トランクが小さ過ぎてスーパーでの買い物は乗せられないし、ゴルフバックもダメ」「セカンドカーならいいけどね」「そーなんだ」こんな会話をした。ホンダS660のカタログは、インサイトの定期点検の時にホンダ店で入手したもので、特に欲しいオープンカーの本命という訳ではないが気に掛かる車だ。S660はユニークだ。開発責任者には弱冠26歳の若手が抜擢された。まさにホンダイズムの復活と言うか継承だ。開発が成功し販売予約が始まった時に、開発に携わった若い人たちが、我先に予約を申し込んだとのこと。それだけでも良さが分かる。自動車関連の試乗記によれば、ワインディングロードで味わうミッドシップスポーツの快感はホンモノとのこと。増々乗りたくなった。しかし残念ながらS660は、我が家の要求を一つだけ満たしていない。一つのゴルフバックさえ運べることが出来ないのだ。それさえ出来れば必要最小限の要求は叶うのだが。かくして、自分は、マツダの新型ロードスターに目移りすることになりそうだ。