アップルウォッチとガラケー

今日アップルウォッチの日本販売が開始された。ニュースでは例によって販売店の長蛇の列が映し出され、情報番組では現物をいじくりまわして騒いでいる。アップルウォッチは時計表示もあるんですと、ウォッチならば当然時計機能があるのに、そんな事が話題になっている。アップルウォッチの「ウォッチ」とは、単に「時計」を指すのではなく「時計のように腕にはめる」という意味に捉えられているようだ。まさにウエアラブル端末なのだ。しかしアップルウォッチはアイフォーンの子機のようなものだから、アイフォーンを同時に身に付けていないとメールも通話も出来ないようだ。技術としては未完なのかもしれない。あと数年も経つと、ウォッチとアイフォーンが一体化されて、今日発売されたアップルウォッチは初期のプロト機としてアップル本社の歴史ケースに飾られる定めなのかもしれない。一方、我が家ではガラケーで大騒ぎだ。日経朝刊1面トップには「ガラケー生産終了」の記事。カミサンが騒ぎ出した。自分はスマホに対応出来るが、お年寄りには無理かもと心配している。南米大陸の西にあるガラパゴス諸島は自然保護対策が講じられ、生き物は独自の進化を遂げ続けている。ガラパゴス携帯というから、独自に進化し生き延びるものかと思っていた。しかし、日本で育ったガラパゴス携帯はアンドロイドに駆逐され、風前の灯だ。行く年来る年のように、携帯端末機の潮目のようだ。