NHK受信料を巡る攻防

NHKの受信料は法律的には義務ではない。放送法には「テレビを設置した者は協会と受信契約をしなければならない」と記されているが、受信料支払いは契約に記載されているだけ。だからもし不払いしても、民亊の契約違反には当たるが刑事罰には当たらない。先月の国会で籾井NHK会長が「義務化されるとありがたい」と口を滑らしたので、義務ではないことがバレてしまった。NHK受信料は衛星契約で2,230円/月だから年間26,760円と高額だ。NHKは高額な受信料に見合う番組だけを流しているのかと、民放と変わらない低俗番組を見るといつもそう思う。今でも高額なのに、総務省はテレビのない家庭からも受信料をむしり取ろうとしているし、NHKはスマホからも徴収しようと算段しているようだ。NHKは公共放送であることを自覚し、華美を慎み、民放とは路線を異にし、支出を抑え、受信料の低減に励むべきだと思う。一方NHKの横暴にカチンときた筑波大の准教授がNHKだけが映らないアンテナを開発し話題になっている。アマゾンでも「地上波カットフィルター」として販売されている。NHKだけが映らないテレビは特許上出来ないそうだが、アンテナで可能になった。ホテルなど需要は多いはず。これがNHKのあり方に一石投じることになることを期待したいものだ。