グチャグチャな日本陸連

8月開催予定の女子マラソン世界選手権の選手選考が揉めている。日本陸上連盟は3枠に、ダイハツの前田、大塚製薬の伊藤、天満屋の重友を選んだが、問題は重友。横浜国際女子マラソンで優勝した第一生命の田中が落選し、大阪国際女子マラソンで3位だった重友が選ばれた。田中のタイムは2時間26分57秒、重友は2時間26分39秒。その差は僅かだ。日本陸連は積極的に世界で戦える人を選んだと言っている。それに対し陸連元理事の増田が噛みついた。唯一の優勝者である田中が落ちるのはおかしいと。そして現理事の高橋は理事会で田中を選ぶべきと主張した。今の選考基準は曖昧で、これでは選ばれた重友も落ちた田中も納得出来ないはずだと。タレントの武井壮が良い事を言っている。「陸上競技は一番速く走れる選手を決める競技だ。順位やレース展開など変動する可能性が高い要素を盛り込むから変になる。具体的にはマラソン日本選手権を開催し優勝者を代表内定させる。残りの2名は各選考レースでのタイム上位者を選ぶ」と。柔道や卓球でも選手選考で揉めている。これらの競技は強さを数値化出来ないから選考基準が曖昧になり易い。しかしマラソンは簡単だ。評価するのは優勝とタイムだけ。各レースの長短所や天候やメンバーの質も考慮していたらグチャグチャになる。日本陸連のグチャグチャな考え方が、世界的名選手を育てることが出来ない温床になっているに違いない。

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コメント: 1
  • #1

    陸連解散 (火曜日, 01 3月 2016 17:13)

    すでに公正な判断が出来ない日本陸連は解散させジャッチは外人の人達にお願いして外部委託すべき。なんの能力もない日本陸連は調子に乗り過ぎだ