宴会部長の送別会

テニス仲間の送別会に参加した。送別されたのは入会して僅か4年の人だが、テニスも上手いがテニスクラブの通称宴会部長として活躍し既にクラブのキーマンになっている。その所為か20名近くの仲間が集まった。その中で普段コートに出て来る人は10名程度なので、半数は飲み会優先の人達だ。これも本人の人徳の致すところだろう。参加者をリタイヤ組と現役組に分けると、現役組が65%を占めていた。しかし金曜日の夜7時から始まった送別会に参加した会社帰りの現役はたったの3分の1で、残りの3分の2は有給休暇を取っていた。この送別会という飲み会は、世相を反映しているようだ。テニスクラブでもリタイヤ組が準主流になりつつある。一方現役の猛烈社員はいなくなり、気軽に有給休暇を取れる時代になった。居酒屋の土間みたいな所の畳の上で、全員の席が目まぐるしく変わり大いに盛り上がった。聞くところによると赴任先はスイスとのこと。帰国する時はリタイヤ組に昇格しているかもしれない。それは兎も角、テロなどに会わぬよう外国での無事を祈って送別した。