日産のビッグマイナーチェンジ

日産自動車がフーガをビッグマイナーチェンジすると発表した。ビッグマイナーチェンジなどという言葉は聞いた事が無い。ビッグとマイナーは矛盾している。何かの間違いかと思った。ところが、自動車業界にはビッグマイナーチェンジなどという奇天烈な用語が存在しているようだ。自動車には、フルモデルチェンジとマイナーモデルチェンジがあることは知っていた。フルモデルチェンジとは、内外装の意匠や車内の設備が一新され、明らかに新型車になったイメージを与える。マイナーモデルチェンジとは、フルモデルチェンジの間に行う小改造で、内外装の部品パーツの意匠や機能の変更で、見た目の外観は殆んど変わらないのが多い。ところがボディパネル、インパネなどを変更して、一見すると別車種と思えるほど変わる場合がある。これをビッグマイナーチェンジと言うらしい。新型フーガは、エクステリアを一新し最先端の全方位運転支援システムを搭載した。しかも日産のバッチからインフィニティに変更した。ユーザーにとって、外観もさることながら、インフィニティへの変更は確かにビッグなマイナーチェンジと受け取れる。クラウンが高級なレクサスに変わったような感じだ。ひょっとすると日産はその効果を狙っているのかもしれない。