フライドポテトあれこれ

マクドナルドが明日からフライドポテトをSサイズに限定して販売するというニュースをテレビ各局が流している。フライドポテトはジャンクフードでかつ発がん性物質アクリルアミドを含んでいる。だから一回の摂取量を抑える為かと思ったがそうではないようだ。米国の港湾労使交渉の長期化でポテトの安定調達が難しくなっていることが原因とのこと。これを契機にあまり食べない方が身の為なのに、テレビでは若者がSサイズでは物足りないと不満を言っていた。フライドポテトといえば、ベルギーでは国民食になっている。ベルギーは、フランス語圏とオランダ語圏とドイツ語圏から成っている連邦国家だが、お互いに仲が悪いことで有名だ。ところが、フライドポテトに限っては3語圏の意見が見事に一致し、国を挙げてフライドポテトを世界無形文化遺産に登録しようという運動が盛り上がっているとのこと。ベルギー国民は、ベルギーこそがフライドポテトの発祥国と自負しており、フライドポテト博物館まであるようだ。フライドポテトが生んだ国民パワーが、国家の結束を高めることを期待されているようだが、何故フライドポテトなのかと思う。せめてビールかチョコレートであれば分からなくもないのだが。