思考が現実化する例

ACミラン本田選手の勢いが止まらない。開幕7戦6ゴールで、得点ランクの首位に並んだ。しかも内容が抜群だ。キエーボ戦ではFKを仲間に譲らず自らゴールを決めた。ベローナ戦ではセリエA移籍後初となる1試合2ゴールを記録し、しかも2ゴールとも絵に描いたような華麗な得点シーンだった。イタリアのスポーツ紙は最高評価をつけているし、有名代理人は「真面目で責任感が強く謙虚で偉大なプロフェッショナルだ。彼は自分が何を望んでいるか分かっている」と絶賛している。だが昨シーズンは10番を背負いながら、たったの1ゴールだった。この差は一体何なのだろう。監督がセードルフからインザーギに代わり、チームに一体感が生まれチームプレーが機能するようになったのは間違いない。その環境下で本田自身も大きく成長したようだ。本田は「自分が何を望んでいるか分かっている」ことが、華を咲かせた根本要因だと思う。本田はビッグマウスと陰口を叩かれてきた。しかし思いを達成するには口に出して公言することにより自分に縛りをかけることが重要だ。本田こそナポレオン・ヒルの「願望実現のための6か条」を実践した成功者なのかもしれない。思考は現実化するようだ。