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31日 10月 2014
文科省所管の統計数理研究所が2013年日本人の国民性調査の集計結果を発表した。7割の人が、日本人の長所は勤勉、礼儀正しい、親切だと回答した。もう一度生まれ変わるとしたら日本か他国かの質問には、8割以上が日本を選んだ。一方努力しても報われないと考えているのは、若い世代で急増し4割も占めている。これは問題だ。マスコミは良い面だけを採り上げるのではなく、問題点に焦点を当てた報道こそマスコミの責務だと思う。今回の最大の特徴は「人の役に立ちたい人」が「自分の事だけに気を配る人」を抜き初めて逆転したことだと思う。米国では、西アフリカでエボラ出血熱患者を治療し帰国した女性看護師が物議を醸し出している。裁判所が帰国後経過観察期間は外出を控えるよう命じたが、それを不服としてサイクリングを楽しむなど猛烈に反発している。この看護師は、仕事は「人の役に立ちたい人」であるが、信条は「自分の事だけに気を配る人」でもある。取りあえず陰性との結果は出ているが、潜伏期間の21日を過ぎないと発症するかは分からない。人のことを考えれば決して外出すべきではない。地元民は外出に反対しているが、オバマの考えは基本的に賛成側だ。看護師もオバマも個人主義の度を越している。自分は日本に生まれていて良かったと思う。
30日 10月 2014
サルがスマホを見ながら温泉に浸かっている写真が新聞に載っていた。第一感はコンピューターグラフィックスによるパロディかと思った。昔のソニーウォークマンのCMを思い出したからだ。最近は歩きながら、自転車に乗りながら、車の運転をしながらスマホをしている人が多い。電車に乗るとお経を読むかのような格好で殆んどの人がスマホを見ている。まるで新興宗教の一団に出くわしたかのような不思議な気持ちになる。どう見ても異常だ。だからパロディかと思ったのだ。ところがパロディではなく実写らしい。地獄谷野猿公苑で温泉に浸かっているサルを撮ろうとして、サルに近づいた人がサルにスマホを奪われたところを撮ったのがこの写真。撮影者はロンドンの「今年の野生生物写真家」コンテストで人気投票により特別賞に選ばれ、世界中に配信されたようだ。投票した人たちは、何を基準に票を入れたのだろうか。温泉に浸かるサルなのか、スマホを操作するサルなのか、それともサルの惑星の存在を実感したからなのか。自分が投票するのであれば、その理由は温泉に浸かりながらスマホを見る行為そのもの。警鐘という名の一票を投じたに違いない。
29日 10月 2014
「政治とカネ」の問題が止まらない。叩けば埃の出る政治家を民主党がマスコミとグルになって掘り起こしているからだ。お蔭で国会の審議はストップしている。この種の問題は政治倫理特別委員会で検討すれば良いことで、本議会や予算委員会で取り上げるべきものではない。この問題が大きくなればなるほど、民主は勝った気になっているかもしれないが、国会運営が滞るほど国民の心が民主から離れていくことを何故民主は気付かないのだろうと嘆かわしくなる。それにしても多い。小渕、松島に始まり、江渡防衛相、西川農相、有村担当相、宮沢経産相と続き、今度は望月環境相だ。望月の政治資金収支報告書には、賀詞交歓会費の支出は計上されているが参加費収入の記載がない。法律で禁じる寄付行為に当たる。望月は質疑でことごとく全ての責任を死んだ妻の所為にした。死人に口なしとは言うが、死んだ後に罪を擦り付けられては、死んだ人も浮かばれまい。この先望月が死んで天国か地獄に行ってから、恨みの籠った妻に殺されるかもしれない。あの世で殺された人は、どの世に行くのだろうか。ひょっとすると望月はこの世に舞い戻って来るのかもしれない。この世には監獄だけが待っていることも知らずに。
28日 10月 2014
今年4度目のゴルフに行ってきた。当面の目標を100切りに置いているが、今日は101の出来。テストの得点で言えば90点というところで、不満もないが満足もない。ただ、ゴルフへの明るい光が見えてきたので次回が楽しみだ。今日のコースで嬉しかったのは、前回10も叩いてしまった522ヤード・パー5・左ドッグレッグ・コブだらけの名物ホールでボギーで上がれたこと。ティーショットも第2打もナイスショットで、第3打でグリーンのカラーまで運ぶことが出来た。数ヤードを乗せて2パットでホールイン。ゴルフにタラレバなしと言うが、もし第3打があと数ヤード右に来ていればパーも夢ではなかったのだ。自分なりに腕前が上がったことを確信させてくれたホールだった。1番ホールも18番ホールもドライバーが芯に当たり、本日のベストショット。途中のホールで、ボールが右に飛び出すようになりスコアを崩したが、それも修正出来た。100切りも夢ではないことを確信させた今日一日であった。ゴルフに光が射してきた。
27日 10月 2014
オバマ大統領がエボラ出血熱から回復した女性看護師とハグを交わして治癒を喜んだとのニュースに驚いた。米国には既に4人のエボラ熱患者がいる。本来は大統領令を発令してでも水際で防ぐべきだったはずだ。4人の患者が出たことはオバマの不作為と言えるだろう。その後ろめたさに、あえてハグを選んだのだろう。BSE問題の時牛肉パーティのパフォーマンスをした武部農水相を思い出させる光景だ。オバマは「エボラ熱は簡単には感染せず、感染しても回復が可能だ」と演説し、感染しないことを強調している。しかし根拠がない。大統領の取るべき姿勢ではない。まずは防御に専念すべきだったと思う。もし万一ハグでオバマ自身が感染したらとは考えなかったのだろうか。もうすぐ米国では中間選挙がある。オバマは数えきれないほどの支援者と握手やハグやキスをすることになる。もし感染していたらオバマ自身がパンデミックの元凶になることになる。危機管理意識が低すぎる。水際で止めなかったこと、ハグをしたこと、エボラ熱は危なくないと吹聴したこと、全てが米国国民を危険に曝しているように見える。
26日 10月 2014
過去最高の営業利益が予想されているトヨタが、部品メーカーに対し今期は値下げを要求しないとの通達を出したとのこと。極めて異例だ。大企業の下請け虐めは万国共通で常態化しているのが実態。円安はトヨタにとっては追い風で増々利益が増える方向にあるが、部品メーカーには逆風になる。このままいけばトヨタだけが大儲けして、下請け虐めの権化と批難されるかもしれない。値下げを要求しないとは如何にも風土に根付いた日本企業のやり方だと思う。ファミリーは増々ファミリー化し強力な絆が築かれるに違いない。一方今を時めくアップルがサプライヤーの日本の中小企業に訴えられたとのこと。コネクター部品の専業メーカーである島野製作所がアップルに技術を盗用され、第三のメーカーが廉価な紛い物を作るようになった。しかもそれをネタに大幅値引きを迫られたばかりでなく、決済済みの在庫にも遡って値下げを要求してきたようだ。更にあろうことか特許を侵害しているとのこと。あくどいこと極まりない。まさに大企業の傲慢さが現れている。アップルやグーグルは税金逃れのため、税金の安い国に利益を移していることで有名だ。企業は正当な活動で正当な利益を上げ、その利益の一部を社会に還元することにこそ存在意義がある。iPhoneやiPadを買う人は、裏事情も理解しながら選択することが肝要だと思う。
25日 10月 2014
今日は半世紀前に卒業した高校のクラス会だ。60歳を過ぎてから毎年10月に開催するようになった。当時53名のクラスだったがポツリポツリと6名があの世に旅立ち、47名が残っている。今日は19名も参加したのでこの年代では優秀な参加率だ。まずは級長の挨拶で始まった。昔も今も級長は級長としての風格を備えていて未だにクラスの柱だ。次に主幹事が挨拶したが、その内容は訃報の報告。来年のクラス会で、自分の名前が呼ばれないようにと挨拶を締めくくった。もうすぐ全員が70歳台に突入する。終活が話題になる年代になったのを実感した。しかし、その挨拶が終わるや否や空気が一変した。全員がタイムマシンに乗ってしまったかのように、瞬時に半世紀前に戻りおしゃべりが始まった。楽しいひと時だった。だが7~8年前に較べ変わったことが一つある。おしなべて酒量と食べる量が減った。その分会費も安上がりに向かっている。経費は低く盛り上がりは高くなりつつある。結構なことだ。来年の再会が楽しみだ。
24日 10月 2014
政府・与党がビール系酒税格差を圧縮する方向で検討を始めたとのこと。350ml缶ビールは小売価格223円のうち酒税は77円だから酒税が4割近くを占める。発泡酒は165円で酒税が47円なので3割。第三のビールは144円で酒税28円なので2割が現状だ。この4割と3割と2割を平均して3割に変えようとしている。党税調は、税負担の軽い第三のビールの販売量増加を抑え負担の重いビールを増やして税収を伸ばそうという魂胆だ。目論み通りにいくと、ビールは約10円安くなり、第三のビールは約15円高くなることになる。ビール好きには結構なことだが、第三のビール愛好家には相当な痛手になる。ビールの販売量は減ってきたとはいえ、売れている。ビールは混ぜ物がない自然発酵飲料なので割高とはいえ離れないファンは多い。一方第三のビールは添加物の極みだが、糖質ゼロとかプリン体ゼロを好んで愛飲するファンが多い。低価格でかつ身体に優しいという触込みの第三のビールなのに、政府が細やかな庶民の楽しみを奪ってしまって良いのだろうか。
23日 10月 2014
ワールドシリーズはロイヤルズが雪辱し1勝1敗のタイになった。青木選手は今のところノーヒットで活躍する場面が見られないのが残念だ。元来MLBのファンではないが、日本人の青木選手が所属しているという理由だけで、ロイヤルズの俄かファンになり少し贔屓目で応援している。BSテレビでは田口と武田の二人が同時に解説をしていた。この二人の解説内容を比較すると、田口は解説が上手いが武田は下手。一方アナウンサーは良く勉強している。チームや選手の成績や特徴をしっかり把握し中継に生かしている。田口は技術面でもチーム面でも長短を上手く表現しテレビ観戦に奥深さを与えている。だが武田はアナウンサーの解説に相槌を打つだけで内容が無い。言葉も「うん」が多く耳障りだ。武田はサッカー解説者の木村に似ている。木村はスーパープレーが出ても「凄いですね」としか表現出来ず、どう凄いのかは解説しない。この野球の武田とサッカーの木村は、NHKのミスキャストだと思う。だが自分は武田と木村の悪口を言っている訳ではない。二人とも現役時代は活躍したのに、その名声に胡坐をかいているだけで、解説者としての努力を怠っているように見える。折角NHK解説者というチャンスに恵まれながら、それを生かそうとしていないことに不満があるのだ。人生常に勉強を怠れば超人も直ぐに凡人になってしまうことを何時気が付くのだろうかと思ってしまう。
22日 10月 2014
横浜国際女子マラソンが今回をもって終了するとの突然のニュースに驚いた。前身の東京国際女子マラソンを含めると通算36回目となる歴史に幕を下ろすことになる。国際陸上競技連盟が公認する初の女子マラソンとして誕生し、日本女子マラソンのレベルを引き上げ数多くの世界一線級の選手を輩出してきた実績がある。残念だ。理由は財政難だという。その要因は、女子マラソン選手の低迷によるスポンサー企業の激減と、主催者である朝日新聞の経営不振にあるようだ。朝日新聞は慰安婦問題や原発事故吉田調書や取材なしの捏造記事などでゴタゴタが続き、読者が激減していて会社の存続自体も覚束ない状況だ。先日は社長が陳謝した。だが20年間も国民を騙し続けてきた慰安婦記事を捏造と認めざるを得ない状況に追い込まれた上での謝罪だから褒められたものではない。でも誤報や捏造記事を認めたのだから、ジャーナリズムの炎が消えてしまった訳でもない。ジャーナリストとしての自覚さえ戻れば経営の建て直しは不可能ではないはずだ。経営が一時的に苦しいからといって、伝統ある女子マラソンを止めるとは真に身勝手な会社だと思う。寧ろ女子マラソンが低迷している今こそ、再興のために頑張るべきだ。今主催者を辞めてしまうと、またまた日本の足を引っ張ることになる。読者離れの決定打になりそうだ。

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