あの世の次は

「政治とカネ」の問題が止まらない。叩けば埃の出る政治家を民主党がマスコミとグルになって掘り起こしているからだ。お蔭で国会の審議はストップしている。この種の問題は政治倫理特別委員会で検討すれば良いことで、本議会や予算委員会で取り上げるべきものではない。この問題が大きくなればなるほど、民主は勝った気になっているかもしれないが、国会運営が滞るほど国民の心が民主から離れていくことを何故民主は気付かないのだろうと嘆かわしくなる。それにしても多い。小渕、松島に始まり、江渡防衛相、西川農相、有村担当相、宮沢経産相と続き、今度は望月環境相だ。望月の政治資金収支報告書には、賀詞交歓会費の支出は計上されているが参加費収入の記載がない。法律で禁じる寄付行為に当たる。望月は質疑でことごとく全ての責任を死んだ妻の所為にした。死人に口なしとは言うが、死んだ後に罪を擦り付けられては、死んだ人も浮かばれまい。この先望月が死んで天国か地獄に行ってから、恨みの籠った妻に殺されるかもしれない。あの世で殺された人は、どの世に行くのだろうか。ひょっとすると望月はこの世に舞い戻って来るのかもしれない。この世には監獄だけが待っていることも知らずに。