第1次安倍内閣の再現か

小渕経産相の政治資金を巡る問題が噴出している。収支報告書には、支援者の観劇会の費用収支を、参加費としての収入約700万円に対し支出約3,400万円と記載。その差額2,700万円が有権者への利益供与を禁じた公職選挙法に抵触するとみられている。第2次安倍内閣の発足後は閣僚の不祥事は殆んどなかったが、先月の内閣改造後はお騒がせ事件が頻発している。何故か第1次安倍内閣の閣僚の顔が次々と頭に浮かんでくる。佐田行革相が実在しない事務所の経費約7800万円を政治資金収支報告書に計上した問題で辞任。松岡農水相が支払い不要の光熱費を計上し「なんとか還元水」と言い訳したので火に油を注いだ状態になり、その後自殺。その後任になった赤城農水相も自宅の光熱費を計上し、絆創膏顔を曝して敢え無く更迭。先達の不祥事に対する罰則から推測すると、小渕経産相の不祥事が事実であれば辞任は免れまい。更に小渕経産相の後に続く者が続々と控えているようにもみえる。大臣に任命する前にちゃんと身体検査はやったのだろうか。手抜き検査と強引な女性登用が、安倍内閣の自らの首を絞めているように見えるのは自分だけなのだろうか。