元気な年寄りたち

文科省の発表によると、子供の体力や運動能力は昭和60年ごろをピークに低迷する一方高齢者の記録は向上し続けているとのこと。自分が子供の頃は学校が終わると即遊びの世界だ。かくれんぼ、おにごっこ、缶蹴り、ビー玉、めんこ、ベーゴマそれに少年野球も盛んだった。遊び疲れて家に帰ると夕ご飯という生活だった。それに較べ今の子は学習塾や習い事、更にゲームが追い打ちをかけ体を動かして遊ぶ暇などなさそうだ。子供の体力が伸び悩んでいるのは分かるような気がする。それに較べ年寄りは元気だ。テニス仲間の最高齢は83歳だが、10年ほど前に始めたテニスを今でも週2回は熟している。自分のゴルフの師匠は74歳になるが未だにシングルの腕前を維持し、昨年は何とエージシュートを達成した。自分はテニスを初めて40年以上になるが、僅かではあるが未だに進歩を続け、今が一番上手い。今年で68歳になるが気持ちは50歳ちょい過ぎのままで、実年齢との差は15歳もある。年寄りが元気でいられるのは、勿論食糧事情や医療環境が良くなったことが主要因であることは間違いない。しかし、それを活かせるのは気の持ちようだ。サミエル・ウルマンの「青春の詩」を思い出す。