年寄りの成長痛

身体を思いっきり伸ばしボレーをした途端に、腰に違和感を覚え動けなくなった。結局ゲームをギブアップし腰を冷やしながらベンチに横たわる羽目に陥った。今も満足には歩けない。思い起こすと、今年は何度身体の故障に苛まれたことか腹立たしくもなる。最初は2月の風呂掃除。ぎっくり腰のようになり、1ヶ月間はテニスが出来なかった。その後やっと治りテニスを再開したが、5月の軽井沢合宿で、あろうことか右脹脛の肉離れ。これで2ヶ月間もテニスが出来ず。そしてそろりと始めたテニス練習で右足首ねん挫で茶道の練習も出来なくなった。ねん挫も治りテニスを始めた途端、右手の腱が伸び力が入らなくなってしまった。これは2週間ほどで治ったが、胃腸の痛みで楽しみにしていたゴルフの約束をキャンセル。その挙げ句全てが快調に戻った時に、今日のアクシデントだ。今年は身体がおかしい。世界の天候不順よりもっとおかしい。今年はまるで祟りに遭っているようだ。そこで原因を考えてみた。胃腸の痛さはともかく、筋肉や筋の痛みの原因は仄かに思い当たる節がある。去年末ころからゴルフの打ち方を変えたのだ。今までは手打ちの典型だったが、体幹主体のフォームに変身中。足と腰が主で、手は従にする。ゴルフは上手くなってきたが、その分足と腰に負担がかかり、特にその過程では一部の筋肉に極端な負担がかかることになった。要は身体のバランスが悪くなったのだろう。背筋や足の一部は強くなったが、その他の部分は相対的に弱くなってしまったようだ。中高生には成長痛という病気がある。大きくなる時に、骨と筋肉のバランスが合わなくなり痛くなる。自分は70歳に近いから勿論成長痛ではない。だが骨は成長しなくても筋肉は成長する。きっと年寄りの成長痛なのだろうと納得した。更に成長すればその内痛みも和らぐはず。今はひたすら癒すしかあるまい。