感動ものの楽天オープン決勝

錦織選手がラオニッチを破り楽天オープンを制した。最後にラオニッチの返球がネットにかかり錦織の勝利が決まった時、錦織はガッツポーズも笑みもなく、コートに倒れ込み涙を見せたそうだ。「そうだ」というのはテレビ東京の放映は2セットまでで肝心の3セット目は観ることが出来ず、夜のニュースで知ったからだ。スポーツ放送は「生」にこそ価値がある。「生」だからこそハラハラドキドキして観客を惹きつける。試合途中で放送が打ち切られ、テレビ東京も無粋な局だと思った。ところが当初は深夜2時からの放送を予定していたのを急遽昼間に変更したとのこと。しかも試合が30分遅れで始まったため時間枠内に入らなかったようだ。テレビ東京はやるだけのことはやっていたのだ。3セット目を見られなかったのは致し方ない。どうしても観たければWOWOWに加入するしかあるまい。それにしても錦織は凄かった。特に第1セットのタイブレークの最後の決め球には恐れ入った。それだけでも感動ものだった。「生」でなくても、限界を超えて自分に打ち勝った錦織選手の姿が日本中に勇気を与えそうだ。