茶道の生け花

今日は義母の茶道の勉強会の日。自分は足首をねん挫した後遺症が治らず、正座が出来ないので生け花だけに参加した。花器は床の間に3つと床柱に1つの計4つ。4人がそれぞれ1つの花器に取り組んだ。広げた新聞紙の上に置かれた花の数が多い。フヨウ、フジバカマ、ヤブラン、サクラタデ、ハギ、ススキ、フウセンカズラ、ホトトギス等々色とりどりだ。お先にどうぞと言われて、さて困った。選択肢が多すぎる。自分は床の間の左にある竹の花器を選んでから考えた。真ん中の花器にはフヨウが似合う。背の高いススキもおさまりが良い。フウセンカズラは床柱の花器が指定席だ。ということでフヨウとススキとフウセンカズラを外して選ぶことにした。竹の花器は横に張り出る花が似合うのでハギを選び、次にハギに合いそうな花を物色した。ハギは小さな白い花と葉がふんわりしている。好対照なのがヤブランで、紫色の花が密集し葉はスーッと伸びている。ハギとヤブランを選んだのは正解だった。ことのほか上手く活けることが出来た。いつもなら先生の一手が入り見栄えが良くなるのだが、今日は御咎めなし。野の花は、庭に咲いている時は余り目に留まらないが、床の間に活けると脇役が主役に躍り出たように俄然輝きを増す。清楚で品のある落ち着いた雰囲気が醸し出されて茶道の勉強会が始まった。