災害救助機

最近地震や山崩れにより、人が瓦礫の下敷きになる災害が多発している。瓦礫に埋まった人の生存確率は72時間が過ぎると急激に低下すると言われている。だが埋まった人を見つけ出すことは極めて難しいのが現実的だ。ところがNASAの研究者が、瓦礫の下敷きになった生存者をピンポイントで検知出来る装置を開発したとのこと。深さ12m半径30m以内の人の心臓の鼓動を30秒で検出出来るという。しかも、探す事が出来るのは人の心臓の鼓動だけで、木の葉の雑音やネズミなどには反応しないと言うから優れものだ。4年前のハイチ大地震をきっかけに、こうした災害現場で活用できる技術の開発を目指し試作機を完成したらしい。日本でもごく最近広島で山崩れにより多くの犠牲者が出た。地震も多いし雪崩もある。予測予防保全も大事だが、事後の救命も大切だ。一市に一台程度の常備があれば多くの人を救えることになる。但しこの開発は試作機段階であり、実用化のためには民間企業がライセンスを取得して製造・販売に乗り出す必要があるとのこと。NASAは民間企業の申し入れを望んでいる。是非とも日本がライセンスを取得して、日本全国だけでなく全世界に配布すると良い。それでこそ地震大国日本も浮かばれる。