監督が強過ぎるサッカー

アジア大会サッカー1次リーグ第2戦対イラク戦を楽しみにしていたが、前半が終了したところでテレビを消した。前半は1-1。でも互角ではない。明らかに日本が劣勢だ。このまま行けば勝てるはずがない。不甲斐なさを感じてテレビを消したのだ。イラクはイスラム国の脅威に曝されて未だに戦時下にある。だからサッカーの練習など出来るはずがないことは、容易に分かる。一方日本は世界で一番の平和ボケ国家。練習の量と質から見れば圧倒的に日本が有利な立場にある。だからイラクが強いと言えども日本が善戦するか圧倒するかと思っていた。だがその思いは前半で砕かれ、これ以上観ていれば不安が不満に変わりそうなのでテレビを消してしまった。でも何故日本は弱いのだろうかと考えた。答えは明らかだ。イラクは一人ひとりの選手が勝つために必死で、ボールと格闘している。一方日本は見てくれの技や監督の指示に関心がいき、心がボールを追いかけていない。つまり無になって集中していないのだ。これでは最初から負けている、勝つはずがない。あとのニュースで日本が1-3で負けたことを知った。試合というものは練習の延長線上にはない。頭の中を空にしてボールにだけ集中することが肝心だ。日本は監督が強過ぎるのもしれない。