一流と二流の違い

遂に松山選手がPGAツアーで優勝した。しかも準メジャー級のメモリアルトーナメントでだ。圧巻は18番ホール第2打。1打ビハインドの中で1.5mにピタッとピンに寄せバーディを取り追いついた。劣悪は第1打。ミスショットに腹を立てドライバーを地面に叩きつけ折ってしまった。松山選手は探究心が旺盛で黙々として技を取り込んでいくタイプなので確実に成長している。だが全英オープンではスロープレーでペナルティを取られ、グリーンをパターで傷付けポールターから馬鹿呼ばわりされ、デービス・ラブⅢにはレプレイスの場所が違うと咎められたりと散々だ。マナーは相当未完成領域にある。要は意識が内に集中する反面周りが見えないようだ。精神集中と周辺配慮の両立は難しい。鶏が先か卵が先かと言えば、普通は配慮が先だ。だが世界のトップを目指すには、精神集中が先でなければならないのかもしれない。そこが一流と二流の違いなのかもしれない。名実ともに超一流になるには精神集中以上の周辺配慮が求められる。松山選手が超一流選手になることを願いたいものだ。