実現可能な宇宙発電

宇宙太陽光発電の基本技術が出来ているらしい。宇宙に巨大な太陽光パネルを広げ、作った電気をマイクロ波に変換して送信し、地上のアンテナで受けて再び電気に変えるという。まるでSFの世界のようだが、2030年代半ばに実用化する目標とのこと。電気の無線送信技術が完成すると、宇宙で作った電気を東北や関西などの発電不足のところに任意に送電出来る。震災や大雪で孤立した地区への送電も可能だし、家電製品も電気コードが不要となり生活スタイルが一変するなど、夢は大きい。この分野の研究は、米国がリードしていたが1990年頃に中断してしまい、現在は日本がリードしていて有利な立場にあるとのこと。この技術が実現すれば、世界中のどんなに辺鄙なところでも電気が使えるようになるし、放射能や温暖化ガスの心配もいらなくなるはずだ。是非ともSFの世界を実現してもらいたいものだ。