カテゴリ:201404



30日 4月 2014
能登で水揚げされたダイオウイカがゴールデンウイークの客寄せのため水族館に展示されたとのニュース。物珍しいものに興味を持つことは良いが、滅多に見られないダイオウイカが続々と浮上していることにも疑いの目を持つことが大切だ。東日本大震災の時、その数年前からイルカやクジラが迷走し海岸に乗り上げる現象が相次いだ。今から振り返ると、あれは矢張り地震の予知現象だったのかもしれない思う。ところが、今年になってから日本の近海でユウレイイカ、リュウグウノツカイ、サケガシラ、カグラザメなどの深海生物が大量に浮上している。イルカやクジラよりも相当不気味だ。小笠原諸島では火山噴火により西之島の面積が8倍も大きくなった。間違いなく深い海の底で、何かがゆっくりと動き始めているようだ。世界最深の有人潜水調査船「しんかい6500」は、シロウリガイの群集の撮影に成功したからといって喜んでいる時ではない。今こそ本来の目的である地震の発生メカニズムの研究・予知活動に全力で集中すべき時だと思う。
29日 4月 2014
日韓関係は韓国の歴史問題固執で冷え切っていたが、安倍が民団を訪問し弔意を述べたことに外務省が謝意を表明した。環境相会合ではPM2.5などの大気汚染問題について、国交相は観光について協力体制を構築することで合意した。どうやら韓国との政治的な雪解けは間近のような感じがする。中国は韓国を見習ったせいなのか、南京大虐殺記念館にデンマーク女王を招き、習が歴史問題を誇大に取り上げ始めた。中国は共産党一党独裁体制堅持のため、日本叩きだけでなくキリスト教迫害までやり出した。日中の溝は深まるばかりだが、そのうち行き詰るだろう。中国の国民はネットで情報は抱負で無知ではないから、何が問題かはすぐ気付くに違いない。永い目で見れば日中韓の関係は良い方向に進んでいくはずだ。一方問題なのが日米関係だ。オバマの来訪を快く迎えたのは良いが、去った後の言動が酷過ぎる。安倍を中心とする自民幹部が集まり有名ステーキ店で打ち上げをしたとのこと。この店を選んだのは、滞在中にオバマの大好物の神戸ステーキをわざと出さなかった当て付けだ。オバマは銀座の寿司と宮中の羊で我慢させられてしまった。挙げ句の果てに、オバマが安倍に懇願したとか、TPPが簡単に決着するはずないと気勢を上げたらしい。こんな情報は隠そうとしてもNSAには筒抜けに違いない。オバマは今頃安倍に対し、ロシア以上にキツい報復を練っているに違いない。相手を敬えば自分も敬われるが、相手を見下せばそれ以上の見返りが待っている。人間関係とはそういうものだ。
28日 4月 2014
海水浴場が規制の波に揺れている。逗子では数年前からクラブ形式の海の家が出始め、環境が悪化し苦情件数が増えたので、今年から全国一厳しい条例に改正したとのこと。鎌倉ではタトゥー露出を禁止し、葉山町では海の家の閉店時間を早めるようだ。今までは海の家の経営者や利用者のモラルに頼っていたが、悪化の一途で条例規制になった。ところがその規制が行き過ぎだとの意見もあり、市当局は頭を悩ましているとのこと。海水浴の楽しみ方も十人十色であるし、海水浴場も地域によって事情が違うので一律に規制内容を決めることが難しいのは間違いない。だが元々市条例規制は、市が様子を見ながら決めるべきものではない。大切なのはその地域の住民の意向だ。厳しさや緩さが基準ではない。市はもっと住民の声を聞いて、総意を基に規制を選択すれば良い。厳しければ、厳しい規制が好きな人が遊びに来るし、緩ければ緩い規制が好きな人が集まることになる。本来規制など無い方が良いが、モラルではカバー出来ないのが現状だ。規制は出来るだけ地域毎にバラエティに富んでいた方が良い。各海水浴場の特徴を一覧表にしてネットに載せると良い。その方が、利用者が自分好みの海水浴場を選択する楽しみも増えるし、楽しく過ごすことも出来るはずだ。海水浴場の規制は、日本の得意な横並びは止めた方が良いと思う。
27日 4月 2014
最近は権威というものが雪崩のように崩壊しつつある。先日のオバマもパクもしかり。だが政治に限らず自然科学の分野でも同様なことが起きている。その典型が小保方事件だ。理研といえば、つい最近までは国内筆頭の研究機関と言われていた。ところが今や国内最低の研究力学ゲームの溜り場に成り下がりつつあるようだ。小保方事件をきっかけに、綻びが見えてきた。小保方さんが捏造したのかしないのかは誰も分からない。そして理研の調査委員会が立ち上がり、画像の差し替えは不正と断罪した。しかしその断罪した張本人である石井委員長が、小保方さんと同じ差し替えをしていたことが判明し、辞任に追い込まれた。石井はアウト。STAP細胞を称賛していた笹井も、小保方事件で心変え。悪いのは小保方で、自分は論文の書き方を教えただけだと言い逃れをして、一転して保身に回った。この分野のエースらしいが、これでアウトは間違いなし。勿論これらの全てを指導した野依のアウトは確実に違いなし。「99%の人が知らないこの世の秘密:内海聡:イースト・プレス」という本が面白い。世の中の定説は、それ以前の定説の上に成り立っているので、屋上屋を重ねるようなもので、定説に真実はない、全てはウソだ、と言うような内容だったと思う。残念ながら、この著者の主張が限りなく真実に近づいている時代になりつつあるようだ。
26日 4月 2014
オバマは、日本では日米同盟を強調し安倍との仲の良さを外面上では示した。だが半日経った韓国ではパクと結託して、慰安婦問題は人権問題で日本に誠意のある実践が必要だとの記者会見。一方パクは支持率稼ぎの為真の歴史を顧みず慰安婦の連呼。だが事実は慰安婦問題は朝日新聞の元記者植村が捏造したものだ。慰安婦とは当時の売春婦のことで、戦後のマッカーサー時代の米軍資料には裕福な職業だったと残っている。自国の記録も勉強しないで事実を確かめず、話相手に同調する安易さは余りにも軽すぎる。こういう人を八方美人と言う。慰安婦を世界的問題にするのならば、日本でその問題を提起すべきだった。それが裏表のない政治家と言える。日本ではTPPの大幅譲歩を強制し、韓国では日本叩きを増長する。こんな人物は米国の大統領にはそぐわないと思っているのは、日本人だけではなく米国人にも多いはずだ。そこで思う。オバマは何故このような言動になるのだろうかと。答えはただ一つ、いみじくも誰かが言ったように、米国内を黙らせる力がないからだ。勿論世界のどの国をも抑える力はない。悲しいがそれに尽きる。それだけが真実のようだ。
25日 4月 2014
このブログを書き始めて早や1100日以上経った。勿論毎日文章表現の練習の為書いているので、内容は二の次ではあるが少なくとも、同じ事は書かないように努力している。細かくは覚えてはいないが、同じ題材で同じ趣旨を述べたのは2、3に過ぎないと思う。だがそれも文章が異なれば、良しとしている。ところが最近は何を書くべきか、思いつかないことが多くなってきた。今までに1000以上の「心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくってきた」が、自分は兼好法師ではないので、そろそろネタも尽き果てた、と感じていた。ところが、今日は書くべき話題が豊富だ。不正を断罪した理研調査委員長が、小保方さんと同じ不正をしていたことがバレて辞任したこと。まるでアガザ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を暗示させるし、落語の世界とも言えそうだ。参院は「合区」という概念を導入し是正を解消しようとしている。あたかも道州制に近づく一歩とも見える。韓国の沈没したフェリーの原因が明らかになりつつある。楽天の不正は構造的問題に見える。MLBでは、マー君や上原だけではなく、松坂も復活しそうだ。でも、なによりも今日一番だったのは、市川の蕎麦屋さんだ。蕎麦と言えば、細長いひも状のうどんやパスタみたいなものだと認識していた。ところが、今日の蕎麦屋さんは自分のソバに対する認識を覆した。店主は蕎麦の、実と、香りと、舌触りに、拘っているように感じた。新世界を見た、とはこういうことを言うのだろうと思う。とても楽しい一日であった。
24日 4月 2014
日米交渉でオバマは尖閣は安保適用範囲内と明言したが、TPP交渉の大筋合意には至りそうもない。野田前首相が尖閣を国有化した時、米国が戦後に尖閣は日本の領土だと明言した通りだと発信していれば、尖閣問題はこれほど拗れなかったに違いない。だが当時のオバマは敢えて領土の帰属を曖昧にした。だから尖閣問題の種を蒔いたのはオバマだとも言える。今回オバマはその尖閣を日本の領土だと明言することと日本のTPP大幅譲歩とのバーター取引を持ちかけた。更にTPPの大筋合意が出来なければ、日米宣言に尖閣を表記しないと思われるプレッシャーをかけてきた。尖閣とTPPどちらが重いのだろうか。安倍はオバマが明言したことを喜んでいるが、元々尖閣は日本の領土として国際的にも認められている。オバマが蒔いた種を自ら拾っただけに過ぎない。一方TPPは未来永劫に続く経済的かつ政治的関係の土台作りだ。どちらが重要なのかは言うまでもない。尖閣とTPPを秤にかけるオバマの考えは甘過ぎる。日米合同記者会見のオバマと安倍のスピーチは冗漫さが目立った。オバマが増々小さく見えてくる。やはり銀座の寿司と宮中のディナーを食べに来ただけなのかと些か失望した。
23日 4月 2014
日経ビジネスに「大人気の日本酒「獺祭」を好きなだけ飲めるようにする方法」という記事が載っていた。獺という字を初めて見た。何と読むのだろう、どういう意味だろうかと思い、辞書で調べてみた。獺とは「だつ」と読みカワウソの異名とのこと。獺祭は「だっさい」と読むらしい。こんなことがきっかけで興味を持ち記事を読んでみた。獺祭は、超人気の純米大吟醸酒で入荷と同時に売り切れるとのこと。原料のコメは山田錦のみを使用し、8割近くも磨いた芯の部分だけを使用するので雑味がない。1本3万円もするが、フルーティーな香りとすっきりした飲み口が受け富裕層を中心にファンを増やしているという。生産能力を3倍に増強中だが、肝心の山田錦の供給量が追いつかない。増強後は山田錦が20万俵必要となるが、日本の全生産量が30万俵しかない。山田錦は他の酒造メーカーも使うので20万俵は賄えない。そのため供給農家を探しているという。獺祭を醸造している旭酒造は、薄利多売のビジネスモデルから高付加価値品でブランド化する戦略転換に成功し、この30年間で売り上げが40倍の39億円に伸び、営業利益率は約13%もあるという。社長は、山田錦の供給不足の原因は、生産調整を続けてきた農林水産省の失策で「TPPで農家が潰れる」と言う前に、付加価値が高く、高く売れて、需要も確実にある山田錦を増産してほしい、と指摘要望している。山田錦を作れば農家も潤う。オバマ来日でコメの関税が大幅に下がりそうだが、やりようによっては日本の農業の未来は決して暗くはない事例の一つに違いない。
22日 4月 2014
オバマ大統領の訪日が明日に迫り、都内は厳戒態勢に入っている。オバマのアジア訪問の目的は何なのだろうか。良く分からない。2期目に入ったオバマはホワイトハウスの執務室に籠り、海外高官や共和党との対話は殆んどないらしい。オバマはサムスンの宣伝に利用されたり、夫人は中国のチベット問題に利用され脇が甘い。今行くべき所とすればクリミア問題のためEUかロシア、あるいは中東問題のエジプトやイラクのはずだが、東アジアに来る。前々から東アジア重視とは言っていたが、実際は何もやっていない。国賓待遇とは言っても、夫人同伴ではなく国会演説もせず異様に異例だ。日米共同声明では、何と言うのだろうか。日本は尖閣問題に対する明確な言葉を期待しているが「日米同盟を基本として東アジアの平和を守る」程度の通り一遍の声明で終わるに違いない。オバマはどういうお土産を持ってきて、どういうお土産を持ち帰るのだろうか。持参するお土産はない。持ち帰るお土産は、TPPの政治決着に違いない。もしTPPの決着も出来なければ、オバマは単に銀座の寿司と宮中の晩餐を食べに日本に寄っただけということになる。結果は明後日には判明する。
21日 4月 2014
季節の移ろいは早い。特に春先は顕著だ。枯れ木だらけだった景色が梅と桜に変わったと思ったのも束の間、あっという間に通り過ぎ藤や花水木が綺麗に咲きだした。柿の葉の透き通った黄緑色が、まさに新緑の季節が来たことを告げているように感じる。我が家に来る鳥も変わってきた。梅の頃までは餌台のミカンやリンゴを食べに来たメジロが、桜の開花と共にばったりとご無沙汰になった。最近まで毎日来ていたヒヨドリもここ数日は見かけなくなった。多分子育ての為主食を虫に変えたのだろう。スズメだけは相変わらず毎日やって来る。今までの鳥の鳴き声は、ピーピー、チッチッ、チュンチュンとか舌打ちを繰り返すようなリズム系だったが、突然メロディ系が現れた。ウグイスだ。ウグイスの声帯はどう違うのだろうかと考えてしまう程異質に感じる。ウグイスはウグイス色ではない。声はすれど姿は見えずで見つけにくい。梅にウグイスと言うが、実際は藤にウグイスだ。ウグイスほど実態と違う鳥はいないように思う。その誤解を晴らすため鳴き声で一段とアピールしているのかもしれない。

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