実り多き一日

このブログを書き始めて早や1100日以上経った。勿論毎日文章表現の練習の為書いているので、内容は二の次ではあるが少なくとも、同じ事は書かないように努力している。細かくは覚えてはいないが、同じ題材で同じ趣旨を述べたのは2、3に過ぎないと思う。だがそれも文章が異なれば、良しとしている。ところが最近は何を書くべきか、思いつかないことが多くなってきた。今までに1000以上の「心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくってきた」が、自分は兼好法師ではないので、そろそろネタも尽き果てた、と感じていた。ところが、今日は書くべき話題が豊富だ。不正を断罪した理研調査委員長が、小保方さんと同じ不正をしていたことがバレて辞任したこと。まるでアガザ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を暗示させるし、落語の世界とも言えそうだ。参院は「合区」という概念を導入し是正を解消しようとしている。あたかも道州制に近づく一歩とも見える。韓国の沈没したフェリーの原因が明らかになりつつある。楽天の不正は構造的問題に見える。MLBでは、マー君や上原だけではなく、松坂も復活しそうだ。でも、なによりも今日一番だったのは、市川の蕎麦屋さんだ。蕎麦と言えば、細長いひも状のうどんやパスタみたいなものだと認識していた。ところが、今日の蕎麦屋さんは自分のソバに対する認識を覆した。店主は蕎麦の、実と、香りと、舌触りに、拘っているように感じた。新世界を見た、とはこういうことを言うのだろうと思う。とても楽しい一日であった。