猫も杓子もSUICAに

4月1日からの消費税率引き上げ前に、鉄道各社で定期券の前倒し販売が開始されたとのこと。引き上げ前の運賃で買えるため混雑が予想されるからだ。自分はもう10年以上も前に会社生活を辞めたので、当然定期券は持っていない。JRに乗ることも滅多にないのでSUICAも持っていない。今までずっと裏が真っ黒な切符で通してきた。生涯SUICAなど持つことはないと思っていたが、消費税アップを契機にSUICAを持つことにした。理由はこうだ。JRは消費税率アップ分をSUICAと切符を別運賃方式にした。SUICAの場合は1円単位なのでアップ分が上乗せされるだけだ。しかし切符の場合は、10円単位となり1の位が全て切り上げされる。切符を買うとSUICAに較べ平均で5円余計に払うことになる。高が数円の差だが、わざわざ高い方を買うほど意固地でもない。水が高きから低きに流れるように、SUICAを購入することにした。それはそれで良いのだが、切符の全て切り上げには納得がいかない。全て切り上げでは便乗値上げそのものだ。本来は四捨五入すべきもの。消費者庁は便乗値上げを厳しく監視するとは言ってはいるが、JRには目をつぶっている。納得の出来ないことが多い世の中だ。