give&takeかtake&giveか

東日本大震災で援助してくれたお返しだと、東北の人達が大雪被害に見舞われた山梨などに除雪の応援に入っているという。お互いに辛い定めに遭ってはいるが、その辛さをも乗り越えられることの出来る心温まる交流だと思う。トルコのエルトゥールル号遭難事件を彷彿とさせる。串本沖で難破したエルトゥールル号の乗員を助けたことで、トルコと日本は堅い絆で結ばれることになったことで有名だ。それから100年以上経った今でもトルコは日本に好意的。人との繋がりは、まず与えることから始まり、うまくいけば与えられる関係になるかもというのが相場だ。まず戴くことからでは始まらない。まさにgive&takeということだ。間違ってもtake&giveではない。takeからでは人の心は動かない。一方鶏が先か卵が先か、という議論があるが、この場合もgiveが先でtakeが後になることは真理だ。何がgiveなのかを見極めることが重要だ。同じような議論に、過去か未来か、というものもある。今の現実というものを直視しないで未来だけを見詰めても何も生まれない。しかし、死んだ子の年を数えるように、いつまでも過去に拘っていては、未来を拓く事は決して出来ない。過去はtakeなのだ。大雪被害とある国の大統領の言動が裏腹に見える。日本に生まれて良かったと思う。これを読んだ貴方はどう思うのだろうか。