カテゴリ:201402



28日 2月 2014
ビットコインの私設取引所マウントゴックスが経営破綻したので大騒ぎだ。顧客のビットコイン114億円分が全て消失したとのこと。マウントゴックスは元々セキュリティが甘く問題の多い会社だと言われている。ハッカーにやられたのだろう。この騒ぎについて、麻生財務相が「こんなものは永くは続かない。どこかで破綻すると思っていた」とコメントした。麻生はビットコインと取引所を混同している。どうやら麻生は勉強不足のようだ。この騒ぎはビットコインが破綻したのではなく、一つの取引所が破綻しただけ。株で言えば謂わば、株式市場は破綻していないが、一つの証券取引所が破綻したのと同じ状況だ。証券取引所が破綻したからといって株式市場は破綻はしない。今現在ビットコイン自体は破綻していないし、他の取引所では今も取引が行われている。ビットコインは、国や銀行にとっては目の上のタンコブかもしれないが、国民にとっては長所もある。国はビットコインを禁止する方向ではなく、安心安全に活用出来る法整備の方向で進めた方が良いと思うのだが。
27日 2月 2014
自分は読書が好きだ。だから本は大切に扱っている。勿論赤線などの書き込みなどもしたことはない。ところが本を破るというニュースがあり驚いた。しかもその本が「アンネの日記」とのことで二度驚いた。都内の図書館で「アンネの日記」や関連図書300冊以上が破壊されたとのこと。「アンネの日記」は、ユダヤ人大量虐殺であるホロコーストについて書かれた有名な書籍の1つだ。アウシュヴィッツ収容所生活を書いた「夜と霧:V.E.フランクル:みすず書房」を読んだ時も、ナチスの残忍さに身の毛がよだったことを思い出す。イスラエル大使館は、事件に対して寄せられた心配と思いやりに感銘を受け300冊の寄贈を申し出たとのこと。また第2次世界大戦中にユダヤ人を救った事で有名で今は故人の「杉原千畝」を名乗る人物から137冊の寄贈があったとのニュースもある。警察は器物損壊と建造物侵入の疑いで捜査しているようだが、世界では反ユダヤ主義ではないかと国際的な非難を集めている。この事件は、単なる器物損壊ではない。警察が犯人を取り逃がし真相を究明出来なければ、日本は世界中からナチスという黒メガネで見られることにもなりかねない。靖国問題の再燃にも繋がるかもしれない。早急な解決が望まれる。
26日 2月 2014
ソチ五輪のアイススケート絡みの話がまだ尾を引いている。日本では森失言に対し、浅田は「自分は気にしていないが、森さんは今後悔しているのでは」と言い、森は「浅田好きの孫に怒られた」と言って決着したようだ。森が子供で、浅田が大人にみえる。浅田のSPでの大失敗は、橋本選手団長の金メダル数への拘りによるプレッシャーによるものとも言われている。橋本も子供のようだ。韓国では判定がロシア寄りだと国民が激怒し、ロシア選手金メダル剥奪署名運動が始まっているという。但しキムヨナ自身は審判に不満を言うことなく「最後の引退競技をミスなく終えたことに満足している」との言葉が清々しい。浅田とキムは昔から良きライバルで、お互いに相手がいたから自分があった、と言っている。演技終了後キムヨナは浅田に日本語で「お疲れ様」とねぎらいの言葉をかけたとのこと。超一流選手は、技術だけでなく人間的にも成長を遂げることを証明した五輪話のオチであった。
25日 2月 2014
孫たちが遊びに来ると必ず大好きなアンパンマンを描いてとせがまれる。いつも上手く描けないので、今度来た時には描けるようにしておくからねと言う。そのアンパンマンの原作者やなせさんは、大震災後の東北の人たちを勇気付け続けてきたことで有名だ。究極の正義はひもじいものに食べ物を与えることである、というやなせ哲学の下でアンパンマンは生まれたようだ。惜しくもやなせさんは昨年亡くなられたが、先日の大雪の時に中央自動車道の談合坂SAにアンパンマンが現れたみたいだ。雪で足止めされた多くのドライバーに山崎パンのトラック運転手が無料でパンを配布したとのこと。近年は物流が発展し高速道路は物流トラックが溢れている。そのトラックの殆んどは専業の物流業者だが、山崎パンは自前の物流を持っている。自社物流だから積んである製品の処分はドライバーが行っても問題はない。荷物の所有者ではない専業物流業者には決して出来ない芸当だ。しかも自然災害などのときは、現場がパンの無料配布を判断しても良い社内ルールになっているという。流石山崎パン、素晴らしい会社だ。我が家の近くにデイリーヤマザキがある。なるべく山崎パンを買おうと思う。
24日 2月 2014
ソチ五輪が幕を閉じた。開幕前はインフラ整備の遅れとテロの脅威で、開催出来るのかが危ぶまれていた。更に開会式では、一輪が開かず四輪になり、先行きの不安を煽った。それでも競技会場は何とか間に合い、テロも7万人の警備員を投入し力尽くで封じ込めたようだ。だが観客が少なく今一盛り上がらなかった大会と言える。ところが、最後の閉会式は圧巻だった。人文字で作る五輪マークの一輪が、開会式と同様に開かない。観客から驚きの声が上がる。そして見事に開くと歓声が上がった。まさに開会式の失敗を逆手に取った小憎らしい演出だった。日本人はこういう機転が苦手だ。失敗を失敗として長いこと引きずってしまうし、非難の嵐にもあうことになる。ソチ五輪の「四輪」は世界の人々の記憶に永く残ることになるに違いない。終わり良ければ全て良しということだろう。
23日 2月 2014
2~3年前に買い替えたパソコンなのに最近調子が悪い。画像がずれたりフリーズしたりで、てっきりマイコンの不良か設定の間違いかと思っていた。毎日書いているブログも操作性が極めて悪くなり、提供元に問い合わせてみた。本当の原因は分からなかったが、マイクロソフトのブラウザexplorer11はトラブルが多いので、他のブラウザで試して欲しいとのこと。早速生まれて初めてWindows以外のブラウザを試してみた。ブラウザはWindows以外にも、Mozilla Firefox、Opera、Safari、Google Chromeなど色々ある。試しにGoogle Chromeをダウンロードしてみた。細かい操作は不慣れなため、やりにくい面はあるが、今までの問題点は全て解決した。サクサクと動く。しかも心なしか画面が綺麗で鮮明に見える。マイクロソフトはアップルのタブレットで後塵を拝した。付け焼刃のWindows8では極めて無理があったようだ。付け焼刃ゆえトラブルが多い。矢張り過去の成功体験が足枷になっているようだ。ビルゲイツは引退しバルマーも退くが、不良品を出した見返りは大きい。一言で言うとマイクロソフトの時代は終わったと言える。ただ、マイクロソフトの敗因は技術競争に負けたことではなく、不良品のフォローが出来なかったことに尽きると思う。
22日 2月 2014
東日本大震災で援助してくれたお返しだと、東北の人達が大雪被害に見舞われた山梨などに除雪の応援に入っているという。お互いに辛い定めに遭ってはいるが、その辛さをも乗り越えられることの出来る心温まる交流だと思う。トルコのエルトゥールル号遭難事件を彷彿とさせる。串本沖で難破したエルトゥールル号の乗員を助けたことで、トルコと日本は堅い絆で結ばれることになったことで有名だ。それから100年以上経った今でもトルコは日本に好意的。人との繋がりは、まず与えることから始まり、うまくいけば与えられる関係になるかもというのが相場だ。まず戴くことからでは始まらない。まさにgive&takeということだ。間違ってもtake&giveではない。takeからでは人の心は動かない。一方鶏が先か卵が先か、という議論があるが、この場合もgiveが先でtakeが後になることは真理だ。何がgiveなのかを見極めることが重要だ。同じような議論に、過去か未来か、というものもある。今の現実というものを直視しないで未来だけを見詰めても何も生まれない。しかし、死んだ子の年を数えるように、いつまでも過去に拘っていては、未来を拓く事は決して出来ない。過去はtakeなのだ。大雪被害とある国の大統領の言動が裏腹に見える。日本に生まれて良かったと思う。これを読んだ貴方はどう思うのだろうか。
21日 2月 2014
カルテルについて対照的な記事が2つある。一つは志賀高原スキー場のリフト代、もう一つはブリヂストンの自動車用ゴム部品。日本では、志賀高原索道協会が加盟社のリフト料金のカルテルを結んでいたとして、公正取引委員会が協会に警告を出した。米国では、自動車用ゴム部品のカルテルでブリヂストンに罰金447億円の支払い命令を出した。何が対照的かと言えばスケールだ。日本と米国の差が余りにも大き過ぎる。同じカルテルとは言っても次元が違い過ぎる。日本には大きなカルテルなどはなく公正取引委員会が暇を持て余して取り上げた案件なのか、はたまた、大きなカルテルには切り込む程の力を公正取引委員会が持っていないからなのかもしれない。カルテルの摘発は、当然効果の大きいものから攻めるべきだ。リフト代では小物過ぎる。単なる弱い者いじめにしか思えない。例えば、現在日本で大きなカルテルと言えば、スマホ料金。ドコモ、AU、ソフトバンクの基本料金は、3社とも横並びの5985円。細かい条件を付け一見すると各社が異なる料金のように見えるが、それは目晦ましに過ぎない。公正取引委員会が「木を見て森を見ず」ではいけない。腐った大木からなぎ倒し森に生気を吹き込むことこそ公正取引委員会の仕事のはずだ。
20日 2月 2014
東京五輪組織委員会会長に就いた森元首相が、また物議を醸し出している。女子フィギュアのSPで16位になった浅田選手を評して「浅田は大事な時には必ず転ぶ」と講演会で発言したとのこと。フリーの演技が始まる前の発言なので浅田選手に与える悪影響は計り知れない。時所を弁えずの放言は、気配りすべき政治家にはあるまじき行為で、非難の的になっている。一方アメリカではメディアが「東京五輪はヤクザ五輪」と報道し世界中に衝撃を与えているという。東京五輪の森会長は嘗てヤクザの稲川会と親交があったとマスコミで報じられた。更にJOCの田中副会長は指定暴力団住吉会や山口組とも関係が深いという。3000億円の予算がヤクザの利権に塗れることが危惧されている。もっとも五輪誘致は、綺麗ごとではなく政治力学そのものだという話も聞く。歴代会長は利権塗れだったも報じられている。その線上で考えれば、ヤクザ絡みも自然な成り行きかもしれない。「スポーツを実践することを通じて若者を教育し、平和でよりよい世界の建設に貢献する」というオリンピック憲章には程遠いのが現実のようだ。せめて日本の東京五輪くらいは真っ当な人物に仕切ってほしいものだと思う。
19日 2月 2014
今回の大雪により各地で孤立や交通マヒが頻発し大きな被害を受けたが、自衛隊が随分活躍した。災害時は自衛隊の有難みが良く分かる。もし自分たちが災害に遭遇したら是非自衛隊の救助をお願いしたいと思っている。ところが、自衛隊の派遣には賛否両論があるようだ。秩父市が派遣を要請したが、埼玉県は「除雪のための出動要請はできない」として断ってしまったとのこと。山梨県でも同様なことが起きたようだ。左派系が強い地方では、昔阪神大震災で村山元首相が自衛隊派遣を躊躇したように、自衛隊に助けてもらうことを嫌がるらしい。以前イラクに行った髭の隊長佐藤参院議員によると、自衛隊が災害派遣を行う要件は、公共性、非代替性、緊急性の3要件を満たせば良いがその定義は曖昧とのこと。要請があれば出動するが、なければ出られないということらしい。頼めば助けてくれる組織が有りながら、首長の思想に左右され活用出来ないことは困ったものだ。首長は、思想の固持と住民の安全、どちらに重きをかけているのだろうか。どうやら首長を選んだ住民にもお鉢が回ってきたようだ。

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