災害救助の自衛隊

今回の大雪により各地で孤立や交通マヒが頻発し大きな被害を受けたが、自衛隊が随分活躍した。災害時は自衛隊の有難みが良く分かる。もし自分たちが災害に遭遇したら是非自衛隊の救助をお願いしたいと思っている。ところが、自衛隊の派遣には賛否両論があるようだ。秩父市が派遣を要請したが、埼玉県は「除雪のための出動要請はできない」として断ってしまったとのこと。山梨県でも同様なことが起きたようだ。左派系が強い地方では、昔阪神大震災で村山元首相が自衛隊派遣を躊躇したように、自衛隊に助けてもらうことを嫌がるらしい。以前イラクに行った髭の隊長佐藤参院議員によると、自衛隊が災害派遣を行う要件は、公共性、非代替性、緊急性の3要件を満たせば良いがその定義は曖昧とのこと。要請があれば出動するが、なければ出られないということらしい。頼めば助けてくれる組織が有りながら、首長の思想に左右され活用出来ないことは困ったものだ。首長は、思想の固持と住民の安全、どちらに重きをかけているのだろうか。どうやら首長を選んだ住民にもお鉢が回ってきたようだ。