雪のオモミ

今日の関東平野の雪は凄い。コレデモか!と言うように降りつける。13年ぶりの大雪とのことだが、生憎自分にはその当時の記憶は薄い。その頃は単身赴任で地方にいて、久し振りに帰宅する雪道で難儀したことしか覚えていない。だが今日は一日中家に居て、雪の降り様を見ていた。降りしきる雪のスゴサに、雪には天の意志があるのかもしれないかもとも思った。明朝の雪掻きが頭を過ぎり、もうそろそろ降るのを控えたら、と心の中で天の神様に願った。だがその思いは届かず、今もコレデモか、が続いている。裏日本や北海道は、いつもこれ以上の雪が降るのが常。だが自分にはその地方の人達の雪に対する気持ちなど、全く理解することなどは出来なかった。しかし、実際に自分がその場に出くわすと分かる。そう分かるのだ。今日の大雪は、その地の生活の辛さや気持ちをコレデモかと間接的に教えてくれる。・・・そして残った、たった一つの問題は、暖房の利いた部屋の中でヌクヌクと、雪を見ていた自分なのかもしれないと。