見えないのは渦中の人だけ

自民1党とは言え、野党の衰退が甚だし過ぎる。民主は論客と言われた5氏が安倍に軽くあしらわられてしまった。みんなの党は党代表が内儀に振り回され落としどころが見えなくなってきた。それに輪をかけて、維新の橋下は泥沼への落ち込みを紛らわすため市長を辞職し出直すことを表明したようだ。民主は論点を秘密保護法やTPPや靖国に絞ったまではまあ良かったが、もし慰安婦問題を追及していれば最早日本から民主が消滅したのは間違いない。果たして民主が日本のための政党か、他国のためのものなのか、誰が見ても分かってしまう見識なのだから。みんなの渡辺と江田の争いは見苦しい。陰で糸引く内儀が主役であることを何故報道は伝えないのだろうか。日本の報道は死んでしまったように見える。維新の橋下が石原を慕う気持ちは分かるような気がする。しかし大阪維新と旧太陽の統合には、国民の誰しも納得はしていない。それが分からない橋下に明日はない。出直し選挙をしても増々縮小するだけだ。しかし、野党にも挽回のチャンスはある。ただ渦中の本人には見えないだけなのだろう。